売上代金(売掛金)から振込手数料を引いて入金された場合の仕訳

売上代金(売掛金)から振込手数料を引いて入金された場合の仕訳

ネットショップやアフィリエイト、フリーランスなどから、銀行の振込手数料を引いて入金があった場合の仕訳はどのようにしていますかか?

BUYMAやA8.netのように振込手数料をこちらで負担する場合、「支払手数料」として経費に計上することができます。

本日は、売上代金(売掛金)から振込手数料を引いて入金された場合の仕訳方法をご紹介したいと思います。

「支払手数料」として経費に計上しよう

私は個人事業主になって3年、今年の2月に3回目の確定申告にも行った訳ですが、今まで全く銀行の振込手数料を経費として計上していませんでした。

気づかなかったのです。

私は確定申告ソフトとしてMFクラウド確定申告を使っていますが、銀行口座と連携して明細データの自動仕訳していたため、振り込まれた金額だけを売上計上していました。

振込手数料は数十円~数百円と金額的に少額であるため、些細な事と思われるかも知れませんが、経費として計上できるものはしっかり計上していきたいと思います。

下記は「期中」の現金主義での説明になります。

ネットショップ BUYMAの場合

BUYMAから3/15付で普通預金に299,784円入金された時

取引日 借方 金額 貸方 金額
3/15 普通預金 299,784 売上高 300,000
支払手数料 216

アフィリエイト A8.netの場合

A8.netから4/15付で普通預金に299,970円入金された時

取引日 借方 金額 貸方 金額
4/15 普通預金 299,970 売上高 300,000
支払手数料 30

フリーランスの場合

フリーランスのWebデザインの仕事で、5/30付で源泉税30,630円と振込手数料756円が引かれて、普通預金に292,614円入金された時

青色申告を行っている個人事業者の場合、仕事の内容によっては予め報酬受取時に源泉徴収額が差し引かれた金額が入金される場合があります。

取引日 借方 金額 貸方 金額
5/30 普通預金 292,614 売上高 324,000
支払手数料 756
事業主貸 30,630

「期中」は現金主義とは?

私は青色申告の65万円控除を受けています。

私は売掛金の処理を期中は現金主義で、期末(年末)は発生主義で行っています。

税務署による無料個別記帳指導を受けた税理士の方から、この方法で可能と聞いたからです。また、後日税務署にも電話でこの方法で大丈夫だと確認も取りました。

青色申告において、期中は現金主義、期末に発生主義で問題はなく、個人事業主や小規模企業では許容されているようです。

「期中」は現金主義で売上と費用とを記帳し、「期末」で未入金の売上について売上を計上し、一方未払の費用について費用を計上する、という方法で記帳しても、年間を通せば売上も費用も「発生主義」で記帳されていることになるようです。

この方法だと、売上計上がとても楽にできます。

特にネットショップの場合、売上を発生主義で行うなら、一つ一つ『商品等を発送した時点』『商品等を引き渡した時点』に計上するのは大変です。

発生主義の場合、1カ月に30個商品が売れれば、30個の売掛金の記帳をしなければなりません。

しかし、「期中」は現金主義で記帳するため、入金があった時だけ記帳をすればいいのです。期末だけ売掛金を計上します。

発生主義の場合

発生主義の場合、商品を発送した時点で売上として計上するため、発送があるたびに計上する。

この場合、発送した時点の売上記帳と入金があった時の合計がイコールになる必要がありますが、複数の発送日と入金を合わせるのに相違が生じる可能性があります。

発送があった時

取引日 借方 金額 貸方 金額
1/10 売掛金 27,118 売上高 27,118

 

入金があった時

取引日 借方 金額 貸方 金額
3/15 普通預金 299,784 売掛金 300,000
支払手数料 216

「期中」現金主義の場合

「期中」入金があった時のみ記帳し、12月に売上があって1月に入金という翌年にまたがる場合だけ売掛金処理をしなければなりません。また経費面も期末だけ買掛金勘定を使って経費(損金)を計上します。

入金があった時

取引日 借方 金額 貸方 金額
3/15 普通預金 299,784 売上高 300,000
支払手数料 216

 

この手間の差はすごいです。

この方法は会計的な正しさからは外れているようです。

もし心配なようでしたら、地域の税務署の電話相談センターに確認されることをおすすめします。

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