Webデザイナーは本当に人と関わらず一人でできる仕事なのか?

Webデザイナーは本当に人と関わらず一人でできる仕事なのか?

最近「人と関わらずにできる仕事」を探している人が多いようです。

私自身も人間関係が苦手なため、どこに働きに行っても必ず人間関係でつまづき、苦労し悩み続けました。

そんな私が悩みぬいた末、探し出した職業がWebデザイナー。

本日は長年、派遣やフリーランスとしてWebデザイナーで働いた経験から、お話したいと思います。

果たしてWebデザイナーは本当に人と関りが少ない仕事なのでしょうか?

様々なタイプのWebデザイナー

Webデザイナーの仕事と言っても、デザイナー、プログラマー、コーダー、ディレクターと仕事がチーム分業化されている場合と、一人で全てを専業する場合があります。

また会社員、派遣、アルバイト、フリーランスなど、働き方も様々。

本日は私が経験した下記3つのタイプに分けて、それぞれ「人と関わらずにできる仕事」なのか、私の思うことを書いていきたいと思います。

私が経験したWebデザイナー
  1. 【派遣】一人で全て担当する専業の場合
  2. 【派遣】チーム分業の場合
  3. 【フリーランス】一人で全て担当する専業の場合

【派遣】一人で全て担当する専業の場合

まずは、派遣で一人でWebサイトを制作するタイプの仕事。

専業制
デザイナー、プログラマー、コーダーとトータルでWeb制作を一人で担当するパターンです。

私はこのタイプの派遣が一番期間も長く経験しています。3つのタイプの中でも私が一番自分に合っていると思う働き方です。

メリット

また、私の場合は派遣先の職場にWeb関係の知識がある人がいない、またはほぼいないに等しい状態の派遣で働いてきました。

当然仕事に関する専門的なことをアレコレ口出しする人はいませんので、仕事に関しては非常に楽です。

現状では、このように全てを一人で制作できる職場は非常に少ないと思います。

デメリット

しかしWeb業界とは全く別業種に一人ポツンと入るため、周りは接客などチームを組んで忙しく仕事をする中、一人別世界にいるような孤独感が常にありました。

恐らく私の性格的な影響から、孤独をストレスに感じすぎている部分もあると思います。

周りが話をしているのに、会話についていけない辛さが常にありました。

そもそも職場に出勤し机を並べて仕事をしている以上、人との関わりがない仕事なんてないですよね。(笑)

  • お昼休み、お昼ご飯を同じ空間で過ごす
  • 会社の行事がある
  • 会社の研修がある

人が大勢いる中で、1日7~8時間机を並べて一緒仕事をすること自体に、私はストレスに感じていました。

人との関わりが全くないとは言えないものの、3つのタイプの中では最も人との関わりが少なく、一番ストレスも少ない楽な仕事と言えます。

当時はしょうもないことに毎日ストレスに感じていましたが、今振り返ってみると一番いい仕事だったと思えます。

【派遣】チーム分業の場合

【派遣】チーム分業の場合

次に、派遣で働くチーム分業のタイプです。

チーム分業制
チーム分業制とは、職場でディレクター、デザイナー、プログラマー、コーダーがいるチームで行う仕事。

派遣でチーム分業制のデザイン担当として仕事をした経験があります。

メリット

何か問題があった時は、相談できる人がいることと、分業制なので得意な部分だけに専念できることがメリットです。

デメリット

チームメンバーと机を並べて仕事をしていますが、コミュニケーションは主にメールやBacklog(バックログ)、ハングアウトとデジタル化。そして時々話をする感じです。

Backlog(バックログ)とは
Backlog(バックログ)とは、プロジェクト管理ツールです。仕事の計画・タスク管理・作業記録が書かれたツールで、それをみれば誰がどのような仕事を抱えていて、進行状況も全てわかるツール。

私はこのデジタルなやりとりが不慣れで大っ嫌いです。

とは言え、話しかけると仕事を中断されたような感じで嫌な顔をされたり、過去メールやbackログに書いていますと言われるため、話しかけることも嫌になります。

メールやバックログが次々と送られてくるので、データの場所や状況が整理・把握しきれず、私のような人間は取り残された感じになりまっていました。

今の職場ではBacklog(バックログ)を自ら勧め、一番大好きで、なくてはならない必須ツールとなっています。下記記事でバックログについて詳しく書いています。
無料で使えるテレワーク・在宅勤務に必須のおすすめツール4選!無料で使えるテレワーク・在宅勤務に必須のおすすめツール6選!

チーム分業制のWebデザイナーの場合、ディレクターと密接にコミュニケーションを取らなければならないのですが、ディレクターと相性が合わないと最悪な状況になります。

私はその最悪な感じになっていました…。

チーム分業制のWebデザイナーは、バリバリに人と関わりがある仕事と言えます。

【フリーランス】一人で全て担当する専業の場合

実はさらにコミュニケーションが高度になるのが「フリーランス」の場合です。

フリーランスは、職場に出勤する必要もなく自宅が作業の中心となるため、仕事中は完全に一人で自由に作業できます。

仕事中は完全に一人のため、人と関わらず一人でできるように思われますが、実は全く違います。

フリーランスも専業・分業と様々あると思いますが、私の請け負う仕事は、ほとんどオリジナルデザインを作成してWordPressを導入し全てを一人で制作する仕事です。

フリーランスの専業制
デザイナー、プログラマー、コーダー、ディレクターと全て一人で行わなければならないのです。

クライアントと密接に関わる「ディレクター」の部分も一手に担うため、常にコミュニケーションを取りながらの作業となります。またこのコミュニケーション手段も、メールや電話が中心となるため伝わりづらくなります。

高いコミュニケーション能力が求められる

Webサイトというのは、業種、形態がそれぞれ違うため、クライアントによって要望も様々です。

そのため、クライアントの意図や考えを読み取り、自らの意見を使えるといった高いコミュニケーション能力が求められる仕事なのです。

「相手の伝えたいことを受け取る能力」
「自分の伝えたいことを相手に伝える能力」

これらの能力がないとクライアントの要望と違った制作物になる可能性もあります。

相手を納得させる技術

在宅のWebデザイナーは人と関わらず一人でできる仕事だと思われがちですが、私は全く違うと思います。

無理難題を言われた時は、自分の意見をはっきりと伝え、クライアントに納得してもらう事も重要になります。

クライアントの言いなりになっているようでは、限られた価格の中、制作時間ばかりが取られてしまいます。

このような事が苦手な方は、全て一人で行うフリーランスの仕事は難しくなります。

まとめ

今回の記事は、私が過去に経験した職場を元にした一例なので、こんなところもあるんだという感じで参考にしてもらえれば幸いです。

実際には、派遣の場合、フリーランスの場合、と一括りに説明できる話ではないです。

働きに行く職場、一緒に働く上司や同僚が自分に合うかどうかによるところが大きいと思います。

またその場所での働く年数によってもコミュニケーションが改善されることも多いと思います。

フリーランスの場合は、長く続けることによって得られるコツもあると思いますので、どんどん変化していくことでしょう。

しかしWebデザイナーという職業は、身に付けた技術を生かし、ネットショップやアフィリエイトなど「人と関わらずにできる仕事」を始められるので、人と関わるのが苦手な人にとって有利な職種だと思います。

私は「人と関わることは苦手」ですが、全く関わらない状態もストレスになるため、ネットショップやアフィリエイトをしながら上手に調整しながら、時々Webデザイン派遣やフリーランスで働いたり辞めたりと気楽に仕事をしています。

Webデザイナーとして派遣やフリーランスでしっかり稼ぎながら、いろいろな副業に挑戦することも可能です。

Webデザイナーとして仕事の探し方を紹介したいと思います。

フリーランス・ダブルワーク向けの派遣会社

最近では、フリーランス・ダブルワーク向けの派遣が多数あります。

経験はあるものの、スキルに自信がない方は、派遣での働き方がおすすめです。

私はWebデザイナー未経験で派遣から仕事を始めました。

社会保険に加入できるのが魅力「パーソルテクノロジースタッフ」

パーソルテクノロジースタッフ?

フリーランス・ダブルワークの派遣求人を紹介してくれる「パーソルテクノロジースタッフ」。

国内最大級のエンジニア・Web・IT分野専門の人材派遣会社。

派遣のメリットは、短時間労働でも加入条件を満たしている場合、健康保険・厚生年金・介護保険は加入することができること。

フリーランス・ダブルワークでも社会保険に加入できるのは魅力です。

フリーランス・ダブルワークとして派遣の仕事を探している方は、安定収入を得ながら自由な働き方ができる案件の多いパーソルテクノロジースタッフがおすすめ。


初心者から中級者におすすめ「リクナビ派遣」

リクナビ派遣

リクナビ派遣は、リクルートが運営する国内最大級の求人規模と会員数を誇る派遣求人サイト。

様々な派遣会社の仕事が掲載されています。

初心者から中級の方におすすめの働き方です。過去の私はリクナビ派遣でほとんど仕事を探してエントリーしてきました。

フリーランスとして、他のビジネスと派遣を両立する方におすすめです。

週3日・週4日勤務など、希望条件を絞り込みが簡単にできます。


未経験なら「クラウドソーシング」

クラウドソーシングを活用すれば未経験でもフリーランスになれるのです。

初心者・未経験で仕事に自信がない方は、まずはクラウドソーシングから仕事をしてみることがおすすめです。

未経験でも誰にでも出来る簡単な仕事が多数あります。

副業の手初めにおすすめ「クラウドワークス」

クラウドワークス

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」で、誰でも在宅で簡単に出来るネットショップの出品登録作業や、在宅でできる簡単なデータ検索・データ収集・リサーチ作業や、簡単なライティングの仕事が多数あります。

初心者・未経験で仕事に自信がない方は、クラウドソーシングで仕事をしてみることがおすすめ。

ショピングサイトへの商品登録作業
商品名、サイズ、商品詳細、価格などのデータ入力と、画像の保存とトリミングなどの編集作業が中心。誰でも出来る簡単な作業です。画像加工ソフトはフリーソフトを使うことが多いため、特別なソフトが必要ない場合がほとんどです。
リサーチ作業
物販で出品するため利益の出る商品を探すために、データ検索・データ収集・リサーチする作業です。
リサーチ方法はクライアントによって様々。ネット検索しながら地道にデータを拾っていく作業です。マニュアルがある場合が多いので取り組みやすく簡単なお仕事が多いです。

大きくは稼げないものの、フリーランスの手初めとして稼ぎたい方におすすめです。

自分で営業する必要がない「案件紹介サービス」

まずは、仕事・案件がなければ、フリーランスを始めることができません。

通常、仕事・案件を探すには、友人・知人や過去の仕事関係から紹介してもらう人脈や、自分で営業をしたり、サイトやブログを使って営業をすることが必要になります。

しかし、最近では自分で営業する必要がない、新しいフリーランスの働き方「案件紹介サービス」があります。

フリーランスの人が仕事に集中できるように、案件受注に向けた営業活動、交渉や契約業務の代行処理など、様々なサポートをしてくれるサービスです。

「次の案件が見つからない」という不安が解消されるので、おすすめです。

案件紹介サービスにもそれぞれ特徴があるので、まずは自分に向いたサービスを登録していきましょう。

私が登録している「案件紹介サービス」を紹介します。

リモート、週3・4日勤務が多数「クラウドテック」

クラウドテック

リモート、週3日・週4日勤務など、フリーランスのエンジニアやデザイナーの働き方にマッチしたお仕事が揃っている「クラウドテック

「クラウドテック」は、フリーランスで働きたい・独立して業務委託として働きたい人のための、エンジニア・デザイナーの多彩な働き方を支援するキャリアサポートサービスです。

リモートワーク案件、週4日、週3日案件を探している方におすすめです。


幅広い現場で多様な経験が積める常駐型の「レバテックフリーランス」

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、IT・Web業界のフリーランスエンジニア向け求人・案件募集情報サイト。

常駐型のフリーランス案件です。

企業に通わなければならない点をデメリットに感じる方もいるかもしれませんが、在宅よりも常駐案件の方が参画できる案件の幅が広がる傾向にあります。

案件ごとに企業と契約を結び、契約先の企業に常駐して作業を行う働き方。1~3ヶ月など、一定期間ごとに契約・更新を行うケースが多いのが特徴です。

幅広い現場で多様な経験を積みたい方におすすめです。


仕事が途切れる心配なし 週5日常駐型案件「ギークスジョブ」

geechs job(ギークスジョブ)

geechs job(ギークスジョブ)は、ITフリーランスエンジニア・クリエイター専門の案件検索サイトです。

週5日フルタイムの常駐型がメインのエージェント。

ギークスジョブは、WEB系システム案件40%、スマホアプリ案件20%、と全案件数の半数以上を占めています。

クリエイティブ系の仕事は10%と多くはないものの、 週5日常駐型に抵抗がない方は、フリーランスセミナー・個別相談会で話を聞いてみましょう。自分に合った仕事があるかもしれません。

仕事が途切れる不安なく安定したい方におすすめです。

私自身もこのギークスジョブの「はじめてのフリーランスセミナー」に参加しました。
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