ネットショップの発送業務に欠かせないのが、梱包資材です。
消耗品である梱包資材に関しては、できるだけ仕入れコストを抑えて、その上お客さんに満足してもらえる梱包資材を選ぶ必要があります。
失敗しないネットショップのダンボール・包装資材の選び方について紹介したいと思います。
目次
返品されて初めてわかったクオリティー
ショップをスタートした当初の梱包資材を選ぶポイントは、
(1) 送料を含めた1枚あたりの単価の安さ
(2) ネットショップから購入する場合は、購入者の評価
でした。
なんの不満もなくリピート購入していた発送用のクッション封筒ですが、ある日返品商品が戻ってきて、クッション封筒を開封した時に驚いたのです。
強い粘着力のある糊で、開けようとするとネチャネチャして開封できず、ハサミで切るとハサミに糊が付着して大変な目にあいました。
これだけで気分は最悪です。
お客さんが今までこのような不快な思いをされていたのかと思うと恐ろしくなりました。
今まで誰も悪い評価をされなかったため、気づかなかったのです。
購入者の評価というのは、あくまでも送る側の評価です。案外自分で試しに使ってみる方は少ないのかもしれません。
それを機に、開封する側の立場にたって、梱包資材を選ぶようになったのです。
ダンボール・包装資材を選ぶポイント
1枚あたりの単価と品質のバランス
ダンボール箱については、一枚あたりの単価が安くても、100枚単位からの販売であることも多く、送料が割高となり、結果一枚あたりの単価が高くなってしまう場合が多々あります。
また、一枚あたりの単価が安くても、商品のクオリティーが低ければ意味がありません。
1枚あたりの単価と品質のバランスの兼ね合いを見て購入を決めたいものです。
開封しやすい梱包資材を選ぶ
先にも書いたように強い粘着力で糊付けされたクッション封筒やテープでグルグルと巻かれたダンボール等を受け取って、開封するのにイライラした経験はありませんか?
今は、ワンタッチテープ付きで簡単に開封できるクッション封筒や、カッターやはさみを使用しなくてもふたにあるミシン目から簡単に開封できるメール便用の優れた梱包材等があります。
開封する人の立場に立って、梱包資材選びや梱包方法も注意したいものです。
商品サイズに合わせた梱包資材を選ぶ
商品のサイズを考えるとなかなか都合のいいものが見つからないのが梱包資材。
サイズをキッチリ測って購入したのに、実際商品を入れてみるとギリギリで使えなかったということも多々あります。
慣れるまでは、サイズに余裕を持たせたピッタリの箱を選ぶのも一苦労です。
バイマなどの購入者評価を見ていると、高額なブランド品の場合、商品が小さめの箱に詰められていると、形が崩れてしまうため苦情になる確率が高くなっています。
また箱が大きすぎた場合、中で商品が動いてしまうため、衝撃材等をたくさん使うことになります。
入れたい商品にフィットしたサイズの箱であるほど緩衝材の量が減りますし、コンパクトなサイズで発送できるので、発送費用を最低限に抑えることができます。
実店舗の場合は、商品を持ち込んで実際に箱に入れて試してみることも可能ですので、最初は実店舗で購入することをオススメします。
ネットショップの梱包資材が買えるショップ
私が普段よく利用する梱包資材が買えるショップをご紹介します。
私は下記のショップで商品によって使い分けて購入しています。
ストア・エキスプレス
店舗什器やディスプレー、照明器具・販促用品・店舗運営品など、お店に必要なアイテムを揃えた「ストア・エキスプレス」と「ストアデポ」。
・「ストア・エキスプレス」は、東京、大阪、札幌、名古屋、福岡
・「ストアデポ」は京都、神戸
に実店舗があります。
実店舗があるお店ですので、可能であれば最初は実店舗で現物を見て購入するのがオススメです。
しかし遠方の場合や慣れれば、オンラインショップやカタログでの購入もできます。
ダンボールのサイズが豊富で、箱がサンプルとして置いてあるため、商品を持ち込んで実際に箱に入れて試してみることも可能です。
実店舗では1枚から価格で購入できるので、サンプルとして使ってみることができます。
シモジマ
ラッピング、紙袋、包装紙、箱、ポリ袋、紐・リボン、包装用品、文具事務用品を販売するシモジマ。
東京浅草橋を中心に、関東地区、関西地区、中部地区など、全国に20店舗を営業しています。また、カタログやシモジマ通販サイトでも購入できます。
包装資材品揃えナンバーワンのシモジマというだけあって、たくさんの包装資材が揃っています。
シモジマも可能であれば、最初は実店舗で現物を見て購入するのがオススメです。シモジマ直営店は店舗によって立地や規模などが異なり、品揃えも店舗によって特徴がありますので、希望する商品の在庫確認を電話でお問い合わせの上、行かれることをオススメします。
シモジマには幾種類ものサイズの箱がサンプルとして並んでおり、商品を持ち込んで実際に箱に入れて試してみることも可能です。
オンラインショップでの購入はこちら↓
シモジマが運営する包装用品・店舗用品の総合通販サイト『商い支援』
LOHACO by ASKUL
オフィス用品・現場用品の通販【アスクル】。
ASKULは法人向け通販サイトですので、個人購入するには、アスクルの個人向け通販LOHACO by ASKULからになります。
やはり、現場用品の専門というだけあって、梱包資材のクオリティーはかなり高いです。
開封する側の立場になって考えられた、開封しやすい梱包資材などが
オンラインショップでの購入はこちら↓
LOHACO
コーナン
コーナンは、コーナン商事株式会社が運営しているホームセンターで、近畿地方を中心に営業しているチェーン店。
ダンボール箱のサイズ展開はそれほど多くないものの、1枚から低価格で購入可能なので、サンプルとして試し買いができます。
ダンボール箱のクオリティーについては、ストア・エキスプレス、シモジマ、アスクルに比べて少し劣ります。組み立てた時に多少の歪みがあります。
しかし使えないほどのクオリティーではないため、物によって使いわけています。
一通り梱包資材を取り揃えているので、価格面を重視ならコーナンが一番低価格である商品もあるため見逃せません。
ダイソー
言わずと知れた、100円ショップ「ザ・ダイソー」。
1つあたりの単価を計算すると、物によっては割高になることが多々ありますが、上手に使い分ければかなり使えるショップです。
意外にも梱包資材やラッピングの豊富なラインナップ。
全国どこにでもあるショップなので、突発的に必要な物、単品で一度限り必要な場合など、すぐに買いに行くこともできるので、とても便利です。
Amazon
こちらも言わずと知れた、Amazon。
クオリティーについては、ショップによりますので、一度買ってみないとわかりません。
一度買ってみて気に入った場合、ネットから購入できるので便利です。
ヤマト運輸
実はヤマト運輸でも封筒やダンボールを買うことができるのです。
通常のダンボール箱は割高になりますが、宅急便コンパクト専用BOXや精密機器BOXなど、特殊な荷物の場合やクロネコヤマトのロゴが入った箱で送りたい場合などは便利です。
私も宅急便コンパクトは、いつも利用させてもらっています。
ワンランク上を目指す
ギフトラッピングのテクニックを学ぶ
ギフトラッピングができるとライバルショップとの差別化ができます。
インターネットや動画でも詳しく解説しているので、その気になれば十分独学でも習得できます。
また、ラッピング、紙袋、梱包資材を販売するシモジマでは、東京・横浜・名古屋・大阪地区でラッピング講習会を開催しています。
さらに、一般社団法人全日本ギフト用品協会で認定する「ギフト・ラッピングコーディネーター」と「ラッピング技能士」という資格があります。
ラッピングの技術や日本の伝統文化である贈答の基礎知識を学びたい方を支援するための認定資格です。
ラッピング技術を習得してライバルショップとの差別化を図りたいです。
ギフトバック・ラッピング袋を準備する
ギフトラッピングのテクニックを学ぶのは、ちょっとハードルが高いといった方にオススメなのが、ギフトバックです。
ギフトを簡単に綺麗にラッピングできる便利なギフトバック・ラッピング袋が数多くあります。
メール便等の小さな荷物でも、ギフトバックを同梱してあげるだけで喜ばれます。