私は発達障害と診断された訳ではありませんが、自分でなんとなく発達障害(その中でもADHD)なのではないかと感じることが多々あります。
普通の人のようにスムーズに生きることができないからです。生きづらいと感じます。
上手く伝えられないのですが、普通の人の容量が100あるとすれば、私は容量は10くらいしかないので、すぐにストレスでアトピーがひどくなったりします。
私が発達障害(ADHD)なのではないかと感じる特徴は下記ページに書いています。↓↓↓
私は発達障害・ADHDなのか?人が普通にできることができない
よく発達障害に向いている職業は「Webデザイナー」と言われることを見聞きしますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?
20年以上Webデザイナーの仕事を続けてきた私が、発達障害(ADHD)にWebデザイナーは本当に向いているのかについて、思うことを書いてみたいと思います。
目次
発達障害(ADHD)にWebデザイナーは向いているのか?
働く現場は厳しい環境のところが多い
私は20年以上Webデザイナーの仕事を続けてきたわけで、Webデザインの仕事自体がとても好きで私に向いていると思います。
ただ働く職場の環境が全く合わなくて二次障害(アトピー)の症状がでてきて仕事が続けられなくなってしまうことがありました。
アトピー性皮膚炎と発達障害・ADHDに因果関係はあるか調べてみた発達障害(ADHD)にWebデザイナーの仕事自体は向いていると思っていますが、Webデザイナーとして働く現場は厳しい環境のところが多いため、どちらかと言えば向いていないところが多いと思っています。
Webデザイナーとして働く現場はどんな環境?
Webデザイナーとして働く場所は主に6種類
Webデザイナーとして働く場所は主に6種類に分けることができます。
- Web制作会社
- 広告代理店
- グラフィック・紙媒体専門の制作会社
- ECサイトコンサル・制作会社
- 一般企業のWeb担当(インハウス)
- フリーランスWebデザイナー
発達障害(ADHD)に向いていない環境
時間に縛られる&人に管理される
特に制作会社や広告代理店の多くは、チームで仕事を行うため、Webデザイナーはディレクターに管理され、厳しい納期の中スピードとクオリティの両方が求められます。
チームで協力して進める職場
約10人のディレクターから1日単位や時間単位のスケジュールで仕事が割り振られていました。
複数のディレクターの管理下にある環境、チーム単位で協力して進める仕事は、とにかく私には向いていませんでした。
チームで協力して仕事進めるため、常にディレクターとのコミュニケーションが必要となります。
Webデザイナーは一人でコツコツと完結できる仕事ではなく、フリーランスであれば直接クライアントと、また直接クライアントと繋がらない場合は、ディレクターとの間でコミュニケーションが密な仕事なのです。
私は人に管理されて縛られるより、ある程度責任を本人の裁量に任せてもらえるような仕事のほうが向いています。
高いコミュニケーション能力が求められる
一度もやったことのないサイトの作業工程を長文の指示文章があり、瞬時に自分の頭で理解し、全体の仕事内容を把握する力が必要です。
データ場所、素材場所、ftp情報など全てが指示文章に記載されており、それをこなしていくのです。
分からない点は、その都度電話やチャットでディレクターに確認しながら進めていくのです。
Webデザイナーは黙々とこなす仕事と思われがちですが、クライアントの要望を実現することが目的ですので高いコミュニケーション能力が求められる職業なのです。
ディレクターは仕事をたくさん抱えておりミーティングも多いため、連絡するタイミングを逃してしまったり、上手く伝えるために文章にまとめることに時間を使ってしまったり、納期がハードな上にそんなやり取りもこなさなければならないことにパニックになってしまうのです。
在宅であれば、なおさらコミュニケーションが難しくなります。
人間関係をスムーズにこなせない人にはこのような現場は難しいと思います。
マルチタスクが求められる
スケジュール担当外の仕事が入ってきて同時に複数の仕事が重なることが多く、複数の担当者にわからないことを聞くやり取りも多く、マルチタスクの嵐です。
そのマルチタスクの嵐が上手くこなせなかったりします。
ある1日のスケジュール
- 10:00~13:00ディレクターAさんのタスクメールマガジンのデザイン制作
- 13:00~14:00ディレクターBさんのタスクバナー制作・Webサイトの更新
- 14:00~17:00ディレクターCさんのタスク下層ページのデザイン制作
- 17:00~19:00ディレクターDさんのタスクメールマガジンのコーディング
慎重な判断や注意力が求められる
特に制作会社や広告代理店の多くは、サイト数が膨大にあるため、一度もやったことのないサイトの更新などが多数あります。
作業工程を長文の指示文章から瞬時に自分の頭で理解し、全体の仕事内容を把握する力が必要です。
納期がハードなため、ゆっくり考えている時間がありませんので、正直「早とちり」や「うっかりさん」など不注意な方には、このような環境は向かないと思います。
私は「早とちり」&「うっかりさん」なので、長文の一部分に「まずは電話で説明しますので」という箇所をうっかり飛ばし読みをしてしまい、仕事終わりの頃に再度読み返してそれに気づいたり、、、
最後まで読まずに1番、2番、3番と順番に仕事を進めていき、、
最終行に今回はこちらのデータを使って修正してくださいというのが書いてあり、それを読まずにいつものデータで進めてしまい時間の無駄になってしまったり。
これって完全な致命傷ですよね。
この職場は4か月しか持ちませんでした。
私のような発達障害(ADHD)の方は、自分のペースでできる仕事のほうが向いているように思います。
Webデザイナーとして働く現場は、厳しい環境や残業が多く、どちらかと言えば自分のペースでできない環境のほうが多いのではないかと思っています。
自分のペースを乱されるとパニックになってしまい、落ち着いてやればできる仕事も、このような環境では失敗する確率が高くなってしまいます。
とにかくしんどいかったです。
発達障害(ADHD)に向いている環境
1人しかWeb担当者がいない職場
上記のような仕事や職場ばかりなら、私が20年以上Webデザイナーの仕事が続けれれる訳がありません。
Web制作とは全く関係のない職場で私一人がWeb担当者として8年間仕事をしてきました。
以前に比べて、現在は厳しい環境や残業が多いところが多くなっているように思いますが、このように向いた環境が見つかる場合があります。
その会社で私は誰からも管理されず自由に一人で、関連会社を含めた全てのサイトをデザインしてwordpress構築をしました。
そのような環境下では、伸び伸びと才能を開花させることができました。
ほとんどパソコンの知識もないような職員に囲まれてるため、まわりからは尊敬の眼差しで見られ感謝されます。
自分のペースでできる環境
その後は少しずつ私なりに技術を身につけて、私に向いた自分のペースでできる環境の派遣先を渡り歩いてきました。
その後の派遣先はさずがに最初の職場のように一人でWeb担当者として働ける環境はありませんでしたが、自分のペースでできる環境というのは重要だと思います。
こうやって私は20年以上派遣社員としてWebデザイナーの仕事をしてきました。
比較されないポジション
その後の派遣先では、Webディレクターや更新管理の人はいましたが、Webデザイナーが私一人だったため、比較対象がいない環境であったことが楽でした。
Webデザイナーのポジションができれば一人であるほうがいいと思います。
私は他人と比べて落ち込んでしまう性格なので、比較されないポジションというのも重要だと思います。
そのうち紙媒体出身のデザイナーが入ってきて、私のポジションが脅かされ、期間満了で私は派遣終了となりました。
このように働きやすい環境でスタートしても、環境は日々変わっていくので同じように働き続けるのが難しくなっています。
Webデザイナーとして働く現場は、どちらかと言えば厳しい環境のところが多いため、発達障害(ADHD)に向いていないところが多いと思っていますが、Webデザイナーの仕事自体は向いていると思っています。
一つの会社に長く勤めることが難しく、仕事以外にも人間関係などでドロップアウトすることも多かった私なので、私のように様々な職場を彷徨うことになる可能性も高いですが、まずは好きな仕事見つけることが大切だと思います。
発達障害者の障害者採用
私もインターネットで知ったのですが、発達障害の方で障害者雇用枠で働いている方がいるのです。
障害者雇用枠で募集している仕事を時々目にします。
障害者雇用枠で雇用されるためには、障害者手帳が必要です。
発達障害の人も「社会的な制約」があれば障害者手帳を申請・取得できます。
一般採用枠での就労することが困難な方は、考えてみてはいかがでしょうか。
一緒に働く人に自分を理解してもらうことや、自分に合った職場環境を見つけることが非常に重要です。
自分ひとりでは見つけることが難しかったり、一歩を踏み出せなかったりしますので、ぜひ障害者向けの転職エージェントや就労移行支援事業所や支援機関を頼ってみください。
アットジーピー(atGP)
障害者雇用のパイオニアとして、15年以上に渡り障害者の就職・転職をサポート
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dodaチャレンジは、dodaブランドの中の障がい者向けに特化した転職支援サービスです。
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発達障害の方が仕事で困難を抱えやすいポイントに対して効果的なトレーニングを行うことができます。
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