副業・複業を始める前に知っておきたいメリット・デメリット

副業・複業を始める前に知っておきたいメリット・デメリット

近年、副業にますます注目が集まっています。

コロナ禍による収入減を補うために、副業を始める人、始めようと思っている人が急増しているようです。

私は2016年から、1つの会社にとらわれない「複業」という働き方を本格的に始めました。

私は現在、5つの収入源を持つ複業家として生計を立てています。

  1. ネットショップを中心に様々な販売経路で物販ビジネス
  2. ブログでアフィリエイト
  3. ドロップシッピング
  4. Webデザイン(週3日の派遣)
  5. Webサイト構築(フリーランス)

約6年の副業・複業の経験があります。

副業を始める前に知っておきたいメリット・デメリットを書きたいと思います。

副業・複業のメリット

バランスよく生き生きと働ける

私の場合は、副業を始めることでバランスよく生き生きと働けるようになりました。

私はフルタイム派遣だけで働いていた時は、毎日仕事に行くことが嫌で嫌で、そればかりを考えながら辛い毎日を過ごしていました。

しかし、フルタイム派遣と並行して副業を始めるようになってから、本業を別の視点からみることができるようになり、不思議と本業が嫌ではなくなったのです。

恐らく副業の大変な部分を体験することで、働きに行ってお給料をもらえることの良さや有難さ、また雇ってもらえる会社があることはどれだけ幸せなことなのか、本当の意味で分かったのだと思います。

まさに隣の芝生は青く見えるものですね。両方経験することでどちらのメリット・デメリットも知ることができたのです。

おすすめの働き方として、何かしら固定給がある仕事を続けながら副業を持つことです。

私は現在週3日Webデザインの派遣をしながら、複数の副業をしています。

個人事業主一本となると収入の浮き沈みが激しいため、私を含めて神経質な人や心配性の人は向かないように思います。

派遣の仕事がしんどい時は、他の副業を頑張る。

副業が上手くいかない時は、派遣の有難さがわかる。

そんな風に、バランスよく生き生きと働けるようになったのです。

好きな時に自分のペースで働ける

昨年は、ひどいめまいになり、歩いたり動いたりすることがほとんどできない状態にまでなってしまいました。

ネットショップは開店以来一度も休止したことがなかったのですが、初めて全店舗休止にしました。

最初は頑張っていたのですが、首を少しでも動かすと目が回り船酔いのような状態になるため、梱包すら容易ではなく、ポストまでも歩けないほどになりました。

今もまだめまい症状が残っているものの、普通に動けるようになるまで約6か月もかかりました。

アフィリエイトはこの間完全ストップしていました。

このようなことができることがアフィリエイトやネットショップなどの副業の特権です。

めまいやら、アトピーやら、胃腸炎やら、普段なにかと病気がちな私です。

雇われて仕事をいただいている場合、休み続けることはできません。

好きな時に自分のペースで働けることが副業の最大のメリットだと私は思っています。

副業・複業のデメリット

一定の収入を超えると確定申告をする必要がある

副業でも一定の収入を超えると確定申告は必要です。

事業所得が下記のように超えた場合、確定申告をする必要があります。
会社に勤めていて副業の場合 個人事業が専業の場合
副収入の合計所得が20万円を超える 事業所得が38万円を超える

例えば物販で言えば、ネットオークションやフリマアプリで、身の回りの不用品を売り、収入を得たなど、営利目的ではない場合は、基本的には確定申告の必要はありません。

しかし、ECサイト・ネットショップ、ハンドメイド作品など、営利目的の販売であれば、一定の所得を超えれば確定申告をする必要があります。

物販ビジネスの経理業務は複雑

通常の確定申告といえば、仕訳の大半は入金処理になります。

お金が入った時(入金)のみ仕訳をすればいい訳です。

仕訳が楽な業種の場合だと、入金先が1か所であれば、月に1回仕訳入力をするだけです。

後は経費を計上すればいいだけです。

私はアフィリエイトも行っていますが、アフィリエイトは経理業務が比較的楽な業種だと思います。経理作業は上記のように入金作業が中心です。経費にできるものもとても少ないです。

しかし物販ビジネスの確定申告は、とても複雑で大変だと思います。

確定申告前には毎年物販ビジネスをやめたいと思うくらいです。

物販ビジネスの場合、1点1点の商品を販売することが中心となるため、商品の発送費用や商品代金などお金の動きが細かくて多いので、たくさんの「仕訳入力」が必要になります。

「売掛金」や「未払金」「棚卸資産」などの面倒な仕訳入力も必要になってきます。

経理作業は重要な仕事ですが、それ自体は売上・利益を生む作業ではないため、確定申告の時期はサラリーマンの方や派遣社員の方がうらやましく感じます。

楽して儲かる副業はほとんどない

約6年副業・複業の経験した私が言えることは、楽して儲かる副業はほとんどないということです。

働く場所がある方、働きに行くことが苦痛ではない方は、働きに行くほうが楽かもしれません。

それでも私が副業・複業の仕事をする理由は、いつも人間関係がうまくいかず、人からどう思われているか気になって仕方がない、体質としてアトピー性皮膚炎を持っていたりなどなど、フルタイムでは働けない理由があるからです。

同じような理由がある方には、副業をおすすめします。

副業は簡単には稼げないですし、効率よく稼げるわけではないです。

これだったら働きに行ってるほうが絶対ましだよ!と度々一人で突っ込んでいます(笑)

週3日短時間派遣で働くことで、厚生年金をかけ安定収入を得ながら、それほど会社に縛られることなく自由に好きな仕事ができる。

このようにデメリットがあることを知ったうえで、副業・複業を始めれば、思うようにいかなくても納得できると思います。